【開催レポート】 ガンダム x ソニー 〜僕らが作りたいガンダム〜

2020/10/30 PORT OPEN CAMPUS イベント内で開催

ソニーとガンダム、夢のコラボへ

ガンダムxソニー-flyer-03

本イベントは、株式会社サンライズと株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント、ソニー株式会社R&Dセンター 事業探索・技術戦略部門の企画提案&協力の元に開催させていただきました。
予告から開催まで1か月も無い状況かつ社内限定企画ながらも1400名以上の方にご応募いただきました。

参加者の申し込み時の声もまとめましたのでこちらからご覧ください。

そして当日はなんと1400名の申し込みに対し、視聴者1400名超、YouTube配信へのコメント数が670と今までにない盛り上がりを見せていただきました。登壇者に対する拍手を示す“88888888”など暖かいコメントもたくさんいただき、配信側も見ていてくださる方の反応をリアルに感じることができました。
また、「僕らが作りたいガンダム」をテーマに事前にアイデアを募集したところ、短期間にも関わらず合計47ものアイデアを応募いただきました。たくさんのご応募ありがとうございました。
「ガンダム x ソニー」 アイデア応募一覧
前編はこちら
後編はこちら

それでは、2020/10/30(金曜日) 19:00-21:15 オンラインで開催された「ガンダム x ソニー / 僕らが作りたいガンダム」のレポートをお送りします。
最初に概要をイラストでご紹介します。今回も、グラコミ研から素敵なグラレコを提供いただきました(一枚目はヒロイシさん提供)。

 

 

当日は、開始15分前から、イベントスタートに向けてカウントダウン開始、19時直前にBGM「翔べ!ガンダム」が流れカウントがゼロになると、スタジオが映し出され配信がスタートしました。
BGMが流れた瞬間に既に胸が熱くなった方も多かったと思います。
司会はBRIDGE TERMINALの運営などさまざまな顔を持ち、ベースキャンプ運営メンバーでもある福馬さん。大学に入学してからガンダムに洗礼を受けたとのことですが、ガンダム愛とともに司会を務めてくれました。

 

福馬さん

 

オープニングでは、今回の企画者であるソニー・ミュージックエンタテインメント(SMEJ)村田さんより、オープニングの挨拶として本日の企画が生まれた経緯と熱い思いをお話しいただきました。
今回の件は、そもそもバンダイナムコホールディングス 代表取締役社長CEOの田口光昭さん、株式会社サンライズ 代表取締役社長の浅沼誠さん、SMEJの常勤顧問 水野さんとの「ガンダムとソニーで何か面白いことがやれるといいよね」という、とてもシンプルな会話が発端だったそうです。それを、R&Dセンター 事業探索・技術戦略部門の小松さん、SMEJ EdgeTechの原口さん、村田さんとその上司である後藤さん、ベースキャンプ代表の上里さんと相談し、さらにサンライズの佐々木夕介さんらを巻き込んで本日の企画が形になったということでした。

 

村田さん

 

 

Sec1.ガンダムの世界

まず、株式会社サンライズ常務取締役、株式会社Evolving G代表取締役、株式会社サンライズミュージック代表取締役社長、SUNRISE SHANGHAI CO., LTD.董事の佐々木 新さん、株式会社サンライズ 執行役員 IP事業本部第1事業部ゼネラルマネージャー 小形 尚弘さんに、ガンダムの世界について紹介いただきました。

佐々木さんからはガンダム初期からのガンダム作品を振り返り、たくさんのクリエイターがどのように関わってきたか、時代とともに、メディア展開、商品、サービスがどのように発展してきたか、そして実物大への動くガンダムへの挑戦、海外進出、ガンダムの進化についてお話しいただきました。ガンダムどっぷりの方もそうでない方も、私たちの生活にはいつもガンダムがいたことを改めて認識したのではないでしょうか?

 

 

佐々木さん

 

 

続いて小形さんからは、アニメーションプロダクツの視点から考えるガンダム40周年のブランドストーリーについてお話しいただきました。
アニメーション制作では、TVアニメ30分1話に対して100人以上が関わること、その上でアニメデザインがこの40年進化し続けてきたことをお聞きすると、そのスケールの壮大さに圧倒されます。ガンプラでの世界感の拡大、若い世代を取りこんだゲームへの展開、そしていよいよ現実世界へのインプットとして、2009年のお台場潮風公園のガンダム像にはじまり、2020年いよいよ動くガンダムへ。ますますガンダムから目が離せなくなっている状況に気づかされます。

 

 

小形さん

 

Sec2.僕らが作りたいガンダム

第2部の冒頭では、事前に応募いただいた47アイデアを司会の福馬さん父娘のナレーションによるビデオで10分に凝縮してご紹介させていただきました。
そして、ソニーのロボットと言えばの”aibo”を復活させた伝説のロボットエンジニアの森永英一郎さんをゲストに迎え、ご自身とロボットとの関りについてご紹介いただきました。新技術で新市場を開拓、商品化打率10割のエンジニアもロボットについてかなりこじらせていることが分かりました。

 

森永さん

 

みなさんは、気に入ったアイデアに投票していただけたでしょうか?
配信中の投票結果はこちらです。配信中164人の方から投票がありましたが、どれも選び難かったようで投票結果はかなり分散しています。投票での上位4点は以下の結果になりました。

(アイデア中の番号はエントリー番号になります)
1位、15-実寸大!ホワイトベースで宇宙の旅
2位、3-全天周リニアシート
3位、30-ニュータイプ発見プロジェクト(ガンダム好き発見プロジェクト)
4位、32-全人類ニュータイプ化

全てのアイデアのご紹介、森永さんからのプレゼン後は、スタジオの佐々木さん、小形さん、も交えて気になったアイデアについて熱く語っていただきました。
佐々木さんからは、「10-ガンダムタクティカルジオラマバトル」について、ガンプラをまず作るところからというのがいいとのコメント。「13-ハマーン様と握手がしたい!」については、ハマーン様に踏まれたいって言うのもありましたし、小形さんはガンダムキャラクターでもあるナナイさんとハグしたいなどトークも大きく盛り上りました。佐々木さんが3つ目に選んだのは、「14-ガンダム×宇宙エンタメ」 これこそ、僕らが求めているもの。こういった事が実現出来たら今までにない体験ができると思うとの発言に、森永さんがすかさずSC-1という車があって、車外の景色が宇宙とガンダムとリアルが見事に融合していく世界ができますよと応酬。

佐々木さんからは、映像とか液晶パネルをつかったアイデアもあったこと、ガンダム特約についてはチラシもすごかったとコメント。そちらに小形さんも共感されていました。
その小形さんが選択されたアイデアは、ハマーン様、ガンダム特約、全人類ニュータイプ計画でした。。
そちらに対しては森永さんからすかさず、「ソニーには以前、エスパー研っていうのがありました」とのツッコミが。

 

Sec2-3名

話は尽きないようでしたが、後半は応募者からのプレゼンタイムへ。
ユニークさやテーマのバランスから抜粋された6組の方にご登壇いただきました。

直接のプレゼンにご参加いただいたみなさま
(1) 10-ARタクティカルジオラマバトル
ソニー・インタラクティブエンタテインメント  渡辺祐介 さん

(2) 05-次世代e-Sportsガンダムビルドファイターズ
ソニー R&Dセンター  小林 優斗さん

(3) 14-ガンダムカフェ x 宇宙エンタメ
ソニー 宇宙エンタテインメント準備室     清水 至さん

(4) 15-実寸大!ホワイトベースで宇宙の旅
ソニーR&Dセンター   大瀬 憲寛 さん

(5) 16-全人類ニュータイプ覚醒装置
ソニーR&Dセンター  永田 聡さん

(6) 22-最新技術が魅せる、エンタメ未来 Fes
ソニー・ミュージックソリューションズ   中島 昂大 さん

 

6名のプレゼン

 

 

もちろん、今回時間の都合などで登壇されなかったアイデアも今後の夢実現化にむけ、改めて検討させていただきます。ご応募いただいたみなさま、本当にありがとうございました。

 

終わりに & 今後に向けて

最後に、佐々木さん、小形さんから総評をいただきました。
まず佐々木さんから。
「全体で見るとニュータイプ、体験という共通点があった。我々が展開しているコンテンツでも映像を見てガンプラを手にする流れがあるが、今回その先が見えた。ぜひハマーン様と僕は握手したいし、ニュータイプと体験と映像技術でプロジェクトをソニーさんと一緒にやりたいと思っています。」
小形さんは、「自分にお金と権力があればすべて実現したいと。バンダイナムコの方もこのライブを見ているのはずなので、何かしら実現したい。」と決意を述べてくださいました。
最後に、株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント EdgeTechプロジェクト本部 本部長 原口 竜也さんより挨拶をいただきました。
「今日は皆様ありがとうございました。エンターティンメントとソニーのテクノロジーやビジネスをつなげて新しいものを作ることが私の使命であり、今日ここにいます。これからアイデアの実現性についてサンライズ様と考えていきたい。もし、このイベントを見て自分ならこんなアイデアアがあると思いついた方は、ベースキャンプ宛てにこれからも連絡いただければと思います。ベースキャンプの目標にあるように一緒に頂上を目指していきましょう」

 

原口さん

 

2時間を超えてのご視聴ありがとうございました。視聴人数からも最後の最後まで皆様に見ていただいていたことが分かり、企画、スタッフ一同感謝しております。

 

参加者のみなさまからの事後アンケートからもたくさんの熱い声をいただいています。
こちらでもご紹介させていただきます。

事後アンケートの結果はこちら!

【事後アンケート結果】ガンダム x ソニー

 

 

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*今後の「ガンダム x ソニー」問い合わせについて
「ガンダム x ソニー」の企画に関して、ご提案やご紹介されたい技術などがありましたらこちらにお送りください。
サンライズ側、関係者へのコンタクトなども下記のベースキャンプ運営までご連絡ください。
ベースキャンプ運営連絡先 / タイトルに「ガンダム x ソニー 問い合わせ」とお書きください。
Partner-sonydna-basecamp-regi@sony.com

*Special thanks to:
今回は、SMEJのデジベースから配信させていただきました。ご協力いただいたスタジオの関係者のみなさま、本当にありがとうございました。本格的なスタジオ設備とプロの編集によって4回目のベースキャンプ・オンラインイベントはまた新しい扉を開けたように感じます。次回からは通常配信に戻りますが、ここで得た知見をもとに、見やすく楽しい配信を目指していきたいと思います。

SMEJスタッフの皆さんスタジオスタッフの皆さん

 

スタッフ、登壇者集合写真登壇者、BASECAMPメンバー

 

バックステージ配信ルームから見たスタジオ。機材がずらり。

 

*イベント中に利用した音楽やガンダムのイラストなどのコンテンツは、株式会社サンライズミュージック、SMEJのご厚意のもと利用させていただきました。*オープニング、クロージング、アイデア紹介動画について
オープニング、クロージングについてはベースキャンプ運営の配信メンバーのなゃかむ(中村)さんが作成しました。皆様の応募アイデアの紹介動画は、福馬さん&娘さんが作成した動画をこれもまたなゃかむさんが見やすく編集してくれました。

*メール配信、ガンダム告知サイトなど
https://basecamp-online.com/gundam-x-sony/
告知や参加者の声、アイデア紹介など上里さんを中心に情報をアップしました。

 

【スタッフの一言】
当日は開始直前まで試行錯誤が続き「このまま本当に開催できるのか?」という不安もありましたが、配信が無事に始まった際には心底ほっとしました。配信中も大小さまざまなトラブルがありましたが、1つずつクリアし無事に終えることができました。
会場では、サンライズのみなさまがソニーからのアイデアに対して本当に大受けしていた姿を拝見できたりと、もう一本レポートが書けそうなほど思い出深い経験をさせていただきました。今回の我々の経験や知見が、今後の社内オンラインイベントのクオリテイ向上にも貢献できればと思っていますので、イベントを見て興味を持たれた方はぜひベースキャンプにお問い合わせください。「僕らの作りたいガンダム」のアイデアも引き続きお待ちしております。